グリム「上がりました!」
チョッパー「グリム! こっちへ来い! 俺の後ろにつけ!」
グリム「了解です。それであの、後ろについて援護するにあたって聞いておきたいことが」
チョッパー「なんだ。何でも聞いてみろ」
グリム「エースにはナイト エース、ソルジャー エース、マーセナリー エースといろいろなタイプがありますが、チョッパー少尉はどのタイプですか?」
チョッパー「俺か? 聞いて驚くな」
グリム「(わくわく)」
チョッパー「俺はマイクロエースだ」
グリム「えっ、マイクロ……って、小さな巨人ミクロマンみたいなものですか?」
チョッパー「違う違う。マイクロエースといえば、マニアックな車両を次々模型化する鉄道模型メーカーだぜ」
グリム「マニアックっていうと、やはり猫耳の新幹線とかですか?」
チョッパー「ちっちっち。分かってないな。マニアックな車両といえば、よんせんひゃくとう、とか。そういう奴だよ」
グリム「そんな商品番号で言われても分かりませんよ」
チョッパー「なんだ、ロコのナンバーも分からないのか? 4110といえば、珍しい動輪5軸の蒸気機関車だぜ。日本で5軸のは4100、4110、E10ぐらいしかない珍品だぜ」
グリム「ぜんぜん分かりませんよ」
チョッパー「そうか。それじゃ、坊やにも分かる商品ラインナップで紹介しよう。マイクロエースは、Nゲージで銀河鉄道999も発売してるんだぜ。それも映画版とTV版で別々に商品化してる。マニアックだろ?」
グリム「それはマニアックですね。マイクロエースって凄いんだ」
ナガセ「グリム、騙されちゃダメよ」
グリム「えっ……!?」
ナガセ「ほらよく見なさい。マイクロエースのロゴの後ろに透けて見えるロゴは……」
グリム「あっ。アリイだ!」
ナガセ「チョッパーが乗ってるトムキャットもよく見てみなさい」
グリム「あっ。アリイのバルキリーだ!」